こんにちは、株式会社エヌ・エイ・シー システムインテグレーション事業部です。
今回はJavaのExcelファイル操作ライブラリ「Spire.XLS for Java」についてご紹介いたします。
担当しているプロジェクトで帳票をPDFファイルで出力する事があり、
テンプレートファイルがExcelの為、ExcelファイルからPDFファイルへの変換が必要となりました。
最初は「OpenOffice」を使用し、PDFファイルの変換を行っていたのですが、
以下のデメリットがありました。
デメリット
・サーバに「OpenOffice」のインストールが必要
・処理に時間がかかる
・レイアウトが正しく表示されない(罫線など)
そこで、何か良いライブラリが無いか調べていた所、「Spire.XLS for Java」に辿り着きました!
Excelファイルを作成、編集、および変換するためのJavaライブラリで、
PDF以外にも様々なファイル形式への変換に対応しております。
また、Microsoft ExcelをインストールせずにExcelファイルを作成および編集する事も可能で、
処理も高速であり、大量のデータを処理する事が出来ます。
・Excelファイルの作成および編集
・Excelファイルの読み取り
・Excelファイルの変換(PDF、HTML、XML、CSV、テキスト形式等)
・Excelファイルの保護
・Excelファイルの印刷
・Excelファイルのグラフ作成
「Spire.XLS for Java」以外にも、PDFファイル操作に特化した「Spire.PDF for Java」があります。
では、実際にExcelファイルからPDFファイルへの変換の実装例をご紹介いたします。
変換したいExcelファイルを用意し、以下の3行のコードを実行するだけで、
PDFファイルに変換されます。
PDFファイル以外の変換方法もご紹介させて頂きます。
変換したいフォーマットを指定するだけで変換が可能です。
「Spire.PDF for Java」では複数のPDFファイルを1つのファイルにマージ(結合)する事も可能です。
実際の案件でも使用したのでご紹介させて頂きます。
簡単にご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
無償版ですと、ページ数等の制限はありますが、気軽に利用する事が出来ますので、
是非お試しください!
今回の様に、現状のライブラリで満足せず、他に便利なライブラリが無いか常に調べる事が大切だと思います。