こんにちは、株式会社エヌ・エイ・シー・ケア システムインテグレーション事業部です。
本記事では、自社製品である健康管理システム「Be Health」の開発において、ユーザーがストレスなく
操作できるようにするためのUIデザインの工夫についてご紹介します。
UI(ユーザーインターフェース)は、単なる「見た目」ではなく、ユーザーの業務効率を左右する重要な要素です。
特に複雑なデータを扱う業務システムでは、美しいデザインであること以上に、「直感的に操作できる構造」や「誤操作を防ぐ設計」が求められます。
また、UIの構造が整理されていることは、裏側のロジックやコンポーネント設計の整理にも繋がり、開発者にとっても「保守・拡張がしやすい」というメリットがあります。
最初に意識したのは、情報の整理と配置です。
情報が羅列されているだけでは、ユーザーは目的の操作になかなか辿り着けません。
「Be Health」の就業判定詳細画面では、「健診結果」「残業時間」「就業判定」のように項目をカテゴリ分けして配置しました。
関連する情報を明確なブロックで分けることで、画面を見た瞬間に内容が理解できるように設計しています。
ユーザーが頻繁に参照する情報を「常時表示」することで、文脈の維持(コンテキストの維持)と操作効率を高めています。
スクロールによって重要情報が隠れてしまうと、ユーザーは確認のために何度もスクロールバックする必要があり、これが「使いにくさ」に繋がります。
具体的には、面談意見書作成時の「個人基本情報」やアクションボタン(作成・出力など)をヘッダーや固定エリアに配置しました。


また、横長のテーブルデータにおいても、「会社名」「氏名」などのキーとなる項目を列固定(Fixed Columns)し、横スクロールしても常に誰のデータを見ているかが分かるようにしています。
ユーザーが「このボタンを押すと何が起きるか」を予測できること(メンタルモデルの一致)も重要です。
そのため、ボタンのラベルは状態に応じて動的に変化させています。
例えば、面談記録参照・登録画面では、初期状態では「意見書作成」ボタンが表示され、登録後は「意見書更新」に変わります。
このようにラベルを具体的な動詞で表現することで、ユーザーはシステムの現在の状態と、次にすべきアクションを直感的に理解できるようになります。
「ユーザーの期待とシステムの挙動を一致させる」ことが、安心して使えるUIへの第一歩です。


今回は、UIデザインにおけるいくつかの工夫をご紹介しました。
今後も、ユーザーがストレスなく操作できるUIを目指し、エンジニアリングとデザインの両面からプロダクトの質を追求してまいります。